上野公園内にある国立科学博物館では、特別展「大哺乳類展2」を開催します。
前回、大好評を博した特別展「大哺乳類展 陸のなかまたち / 海のなかまたち」から9年、哺乳類たちが上野に帰ってきます。
特別展 「大哺乳類展2」 開催概要
哺乳類は、地球上のほとんどの環境に適応するために多様な能力を獲得しました。そのなかでも特徴的なのが、走る、跳ぶ、木に登る、泳ぐといった移動運動「ロコモーション」です。
この展示会では、陸と海の哺乳類のロコモーション能力を、標本や最新の研究に基づいた映像で説明するとともに、彼らがこれほどまでにロコモーション能力を特化させた理由となる「食べる」「産む」「育てる」といった生き残り戦略も紹介します。
会場には、国立科学博物館が誇る陸と海の哺乳類の実物標本150点以上が一堂に会する圧巻の“哺乳類大行進”も登場します。
展覧会の見どころ
- 史上最大規模の哺乳類大行進
会場の中央に「哺乳類大行進」として、科学博物館の重要標本群の一つである「ヨシモト・コレクション」をはじめとする哺乳類の剝製標本を150点以上を一堂に展示します。
「哺乳類大行進」を通して、原始的な特徴をもつ哺乳類とされる単孔類や有袋類から、アフリカや南米を起源とするグループ、我々になじみのある哺乳類である齧歯(げっし)目、霊長目、食肉目、鯨偶蹄(げいぐうてい)目といったものまで、分類群ごとにわかりやすく紹介します。 - 哺乳類のロコモーション(移動運動)とは
哺乳類のロコモーションは、同じ脊椎動物である魚類や爬虫類とはまったく異なります。
哺乳類は多様性と自由度に富み、様々な環境に適応する能力を獲得しました。
会場では、チーターの走り方、ブラックバックの跳躍力、テナガザルのブラキエーション(樹上運動)、イルカやラッコの遊泳などを、山口大学共同獣医学部の協力により、最新の解析映像も駆使して紹介します。
ロコモーション解説には、陸棲哺乳類最大のアフリカゾウの全身骨格や、体長16mのマッコウクジラの半身を模型で再現したユニークな骨格、12mのセミクジラの全身骨格など初公開の海棲哺乳類も登場します。 - 哺乳類の「食べる」「産む」「育てる」を大公開
哺乳類がここまで繁栄し、生き残ってきた理由として、生きるために必要不可欠である「食べる」、すべての生物の目的である子孫を残すための「産む」「育てる」。これらには脈々と受け継がれてきた生き残り戦略があります。
「食べる」では、草食、肉食、昆虫食など、食べるものによって異なる歯やあごの特徴を200点近い頭骨で紹介します。
「産む」「育てる」では、オスがメスへアピールするために獲得した見事な戦略をはじめ、胎盤や哺乳、生まれたコドモの生き残り戦略についても注目し、幅広く哺乳類の生存戦略に迫ります。
開催期間 | 2019年3月21日(木・祝) ~ 6月16日(日) |
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開催会場 | 国立科学博物館(東京・上野公園内) 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 |
開館時間 | 9:00 〜 17:00 (金曜・土曜 9:00 〜 20:00) 入場は閉館時間の30分前まで 2019年GW中の開館時間
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休館日 | 月曜日、5月7日(火) ただし、3月25日 / 4月1日 / 4月29日 / 5月6日 / 6月10日は開館 |
入館料 | 一般・大学生 当日券 1,600円 (前売券 1,400円) 小・中・高校生 当日券 600円 (前売券 500円) 金曜・土曜限定ペア得ナイト券2名1組 2,000円 前売券の販売は2019年3月20日(水)まで 金曜・土曜限定ペア得ナイト券は会場で当日 17:00以降販売、2名様同時入場限定 未就学児ならびに障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料 |
主催 | 国立科学博物館 / 朝日新聞社 / TBS |
お問合せ | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
今後の諸事情により、開館時間や休館日等について変更する場合がありますので、公式サイト等でご確認ください。
情報提供: PRTIMES(株式会社朝日新聞社)